医療専門分野

消化器内科

自己免疫性胃炎の定義

自己免疫性胃炎は200人に1人程度と意外に多いことがわかっています。 また、近年増加傾向にあると考えられています。 しかし、どういう状態を自己免疫性胃炎というかの定義はボンヤリして定まっていませんでした。 最近、日本から定...
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Adenoma detection rateと関連するもの

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)の質を示す指標に「Adenoma detection rate (ADR)」というものがあることを先日記載しました。 「無症状の検査者に大腸カメラを行ったときに、大腸ポリープが見つかる確率」になります...
消化器内科

大腸カメラの質について

大腸カメラの質とは 大腸癌は癌の中で 発症:総合1位(男性3位、女性2位) 死亡:総合2位(男性3位、女性1位) と非常にポピュラーな癌です。 大腸カメラは大腸癌の確率を減らすことが知られているので、人間ドッグなど...
消化器内科

LA分類GradeMの意味

続けて気づいた疑問を解決してみたいと思います。 これも消化器内視鏡医向けです。 先日紹介している逆流性食道炎の重症度分類である、ロサンゼルス(LA)分類はA-Dの4段階があります。 一方で日本でよく利用されているL...
消化器内科

BUNと消化管出血

胃腸から出血する疾患はたくさんあります。 最も有名な疾患は胃潰瘍でしょう。 それ以外に胃癌、大腸癌、静脈瘤や毛細血管の拡張からの出血、大腸憩室からの出血など、非常にたくさんの出血があります。 これらをまず大きく分類...
消化器内科

ミンクリアが食道に効くのかどうか、ブスコパンとグルカゴンのどっちがよいのか

口から肛門まで、食事から排泄に至るまでは1本の長い管になっています。これを消化管といいます。 消化管は食べたものを奥に奥にと送っていくために動いています。これを蠕動といいます。 動いているということは消化管も筋肉で構成されている...
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胃薬は胃癌を増やすかどうか

夏目漱石は胃潰瘍に悩まされました。 今も胃潰瘍は日本人にとって一般的な、身近な病気です。 おそらく、「胃潰瘍」という言葉を知らない人は少ないのではないでしょうか? 多くの胃薬が市販薬でも処方薬(処方箋で入手できる薬...
消化器内科

バリウム充填法の効果

消化器内科向けの話になります。 大腸はつるつるしていますが、大腸カメラを行うと(あるいはCT検査でも映りますが)落とし穴のような凹みがみられることがあります。 これは大腸憩室と呼ばれる凹みです。 凹んでいるだけで、...
消化器内科

GISTの悪性度分類

久々の投稿になりました。 癌というのは基本的に表面の細胞(上皮)からできる悪性腫瘍のことを言います。 従って、上皮じゃない細胞からできた悪性腫瘍は「肉腫」であったり、「悪性リンパ腫」であったり、「白血病」であったりと、癌ではない...
消化器内科

直腸で虚血性腸炎が起きるのか

久々の更新です。 3月まで大学院生として研究生活をしていましたが、4月から市中の総合病院に赴任しています。 その過程で、研究生活での成果を論文にまとめて報告していたのですが、忙しくて更新できていませんでした。 さて...
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